世界をつなぐ
誰かが言った言葉を並べても
通りすぎてく日々はいつものように
いつもの駅は僕らを静かに乗せて
同じ場所にいても違う方へと運ぶ
世界をつなぐなんて
たいしたことじゃないって
つぶやいたきみはそっと
静かに立ち上がり窓を開いて
流れる風を浴びた
世界をつなぐことなんていつかできるのか
本当はみんな望んでることだと思うんだけど
誰かがひどいことをして深く傷ついても
どこかできみもそう思ってたらいいだろうね
そんなだいそれたことを言っていいのだろうか
なんてことを聞いたらきみはきっと笑うんだろうね
誰かが音楽で世界をつなげようと
誰かは革命で世界を塗り替えようと
すべてを捧げて燃やしてきた
世界をつなぐことなんていつかできるのか
本当はみんな望んでることだと思うんだけど
誰かがひどいことをして深く傷ついても
どこかできみもそう思ってたらいいだろうね