歌詞について
音楽において歌詞を重視する人と音自体を重視する人と
人によってそれぞれで、
SoundRecordingという雑誌の特集で坂本龍一氏と中田ヤスタカ氏の対談があり
二人とも歌詞は意識しないと入ってこない。音に合わせて言葉を当てはめると言うようなことを言っていた。
リスペクトしてやまないカートコバーンも「曲が一番大事だ」と言っていた。
かくいう私も音を大事にする派なので、音楽を聴いたときも歌詞をさほど
聞いておらずなんとなくで覚えていることが多い。
しかし、世の人々はけっこう歌詞を聞いて共感する人も多い
メロディーやハーモニーが面白くなくても、歌詞が共感できると、
「いい歌だ」となる人が多い
もちろん両方がいいに決まってはいるのだが、
曲を作ると音に合った言葉をいれる方に重点を置くが、
内容も妥協はしたくないので言葉を削ったりたり、
表現を変えたりし、うまくニュアンスが伝えられなかったり
納得のいく言い回しがあてはめられないことに頭を抱えることが多々ある。
そんな中でもいい歌詞というのは難しいものだと思う。
人によっても違うし。
その中でも私のなかで「カッコイイな」と思う歌詞は何と言っても
Oasis のcigarettes & alcohole
自分なりに解釈するならば
やっとこんなオレにも生きる価値みたいなものを
見つけることができたと思ったんだが、
やっぱり結局オレには酒とタバコしかなかった
っていうのはサイコーにロックだなーと思う
ほかにも
Nirvanaのon a plane
Sid vicious のMy way
The rolling stones (I can’t get no) satisfaction
Blanky jet city の赤いタンバリン Come on
The yellow monkey の楽園、father
Asian kung-fu generation 惑星
木綿のハンカチーフ
椎名林檎の丸の内サディスティック、新しい文明開化
くるりのワンダーフォーゲル
などなど
挙げればきりがないけども
ベンジーとか、椎名林檎の詩は天才だなーと思う
Blanky jet city の赤いタンバリンとか
好きだということを
好きだと言わずにかっこよく表現していて
すごくいい
人は愛し合うために
生きてるっていう噂本当かも
しれないぜ
ていうのすごくシビしびれるしカッコよい
いやー天才だわ
あとは
聞いたときにその情景が「パアーッ」と広がる詩っていいなあと思う。
例えば
椎名林檎の丸の内サディスティックとか、
冒頭の
報酬は入社後平行線で~
故郷は愛せど何もない
とか一発でそんな状況が浮かんできて
うわーってなんとも切ない気持ちにさせられる
私もそんな先人に負けない、魂の入ったカッコの良い歌詞を
書けるように努力せねば
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