チー牛か、否か


ちょ、ちょ、ちょま

ちょ、まてよ!


チー牛か!?チ一牛なのかオレは!?


みなさんはチー牛と言う言葉をご存知だろうか


チー牛とは

暗く目立たない性格である「陰キャ」を指すネットスラング。

「チー牛」は「チーズ牛丼」の省略形であり、「チーズ牛丼を注文してそうな顔」を総称して「チー牛」と呼ぶ。

「チー牛」を注文していそうな顔が、いわゆる「陰キャ」の見た目の特徴を押さえていることから、「チー牛」=「陰キャ」という意味。

見た目の特徴としては、「眼鏡」「黒髪」「子供の様な髪形」「覇気のない抜けた顔」「悪い意味で幼く見える」といったものが挙げられます。こうしたいわゆる「イケてない」見た目を揶揄する。


ハッハッハー


メチャ当てはまってる!


メチャ当てはまってるぞオレ!


ハイ、オレチー牛


ええっー!!


うそだろ!うそだろ!なぁ、うそだって言ってくれよ!



悟りしオレ:おちつくのだオレよ


オレ:あ、あなたは!?


悟りしオレ:私は悟りしオレ。オレの中でもクールオブクールな存在


オレよ、お前はまだチー牛とは決まってはいない

たしかに眼鏡、黒髪、子供のような髪形など当てはまる部分は多い

だが、お前はまだチー牛を食べていない!


オレ:たしかに!!オレはまだチー牛を食べたことがない!


ならば


すき家に行こう!


そうすれば全てが明らかになるだろう


と言うことで、オレはチー牛なのか、 否か、はじめてのチー牛に不安と期待を胸にバンドメンバーとすき家に行った


ちなみにメンバーもチー牛という言葉を知らなく、食べたこともないと言う事だった


しかし


久しぶりに行ったすき家は、、、


闇だった


店内は静まりかえり、何人か客はいるが、他のどこのテーブルにも食べ終わった食器がおかれたままになっており、昼どきの急がしさと労働力不足がにじみ出ており


まだブラックなの!?


と思わずにはいられなかった


もはや、ブラックをこえた


ダークマターだわ!


名付け師のオレ:すき家よ、これからお主はブラックを超えたブラック牛丼として「ダークマターすき家」を名乗るがいい



空いているテーブルを探したが、全て人が座っているか、食器が下げられておらず、どうしようかととまっどっていた


ところが店員はまったく来ない



さすがはダークマターすき家!



すると食事を終えた年配の女性2人組が自分達の食器をカウンター席に置いて席をゆずってくれた


そして、その席に座ると店員が水を持ってきてくれた


注文はタブレットからということで全員チー牛を注文した


食べ終えた食器をさげることもできないほど忙しいので、さぞかし牛丼がでてくるのも遅くなるかなぁと思っていたが牛丼は思いのほか早くでてきた


牛丼は早く出せるんかい!


いやいいんだけども、それなら食器下げれるんじゃないの


まあいい


ともかく実食!


牛丼の上に細いチーズが2種類、とろりとしたチーズがその上にのっており、美しさをひきたたせている


まず一口



もぐもぐ



こ、これは!!



3種類チーズがそれぞれ香りつつ、そのコクを甘辛の牛肉に絶妙ハーモニーをかもしだしていて


すごくうまくない!


んん?


もう一口、もぐもぐもぐ


うん、うまくない


別にまずいわけでもないし、好きな人もいるんだろうけど他のメンバーも同様のようだ


どうやら残念ながらオレはチー牛ではなかったようだ


裁判官のオレ:判決!無罪!!オレはチー牛ではない!



チー牛ではなかったのだーっ!



なんか、こうなると逆にガッカリではある、なんだろうこの感じ、メチャクチャ振ったコーラを恐る恐るあけたら、全然プシューーー!ってしなかったみたいな


少しガッカリしてチー牛を食べていたが、そこに黒髪に黒縁メガネ、ボサボサの頭でメッシュのエアリズムのような肌着のみを着用している男が入店してきた。


こいつチー牛なんじゃね!?



これ絶対チー牛頼むしょっ!?


まさか、こんなに早く野生のチー牛に会えるとは!



俺らは期待をしその男を観察をした


あいにく注文はタブレットなので、その男が何を頼んだかわからないが、牛丼を頬張りつつ注文が届くのを待った


店員:お待たせいたしました


さすがダークマター!周りの席は全然片付けないが、提供は早い!


店員がその男に提供したもの



それは


すき焼き牛丼!!


すき焼き牛丼なんかい!


どうやら、この男は野生のチー牛ではなく


エアリズムすき焼き少年ボーイだったようだ


ところで


おいおいいくらなんでも言い過ぎなんじゃないのとか、昨今の無駄に厳しいコンプライアンスに言わせてもらう


オレらはロックバンドであり、そういう社会に対して気を使って中途半端な表現はしないし、ひよったらロックじゃないんでハッキリ言わせてもらうから!


BECKっていうマンガで兵藤のお父さんが「モノを創造する人間は、自分の感情をちゃんと表現しないとな」言っていて、確かにその通りだなと思ってる


例えば芸術作品で怒りを作品にするときに、心にあるこの抑えきれない怒りという感情を表現して


「激怒」


みたいな作品ができるはずが、あんまり怒るのは体に良くないから、まあまあ落ち着いて、はい深呼吸して、甘いもの食べて、、、、ってなってできた作品が


「ぷんぷん!もうおこだよ!」


みたいになっちゃったら全然弱いよね


なのでヒヨコサウンドファクトリーはいっさい忖度しないで言わせてもらうから!


みんなの大好きなヒヨコサウンドファクトリーは決して社会に媚びません!


それがオレらのロックだから!


もしも、それは違うだろとか、そういう事が許せないという人は私が169(いいロック)歳になるまでお待ちください


それまではロックスピリッツを持ってい生きていますが、170歳になると流石に私も少し大人になりますし、叡智が集結しており、きっとあなたの意見を理解できるでしょう


えっ?そんなに生きてないだろって?


大丈夫です。私は235歳まで生きる予定です


だから、あなたが90歳くらいになり


もう人の不幸すら面白くなくなってきたわ〜


ってなっても、このヒヨコラムだけは読めますよ!


オレたちはオレたちのサッカーをやらせてもらうから!


たとえキックオフと同時にサッカーボールを手で掴んで踊りだしても


それがオレたちのサッカーだ!




後日この話をチー牛の存在を教えてくれた人に話した


オレ:オレチー牛ではなかったよ。ちなみにすき家は食器さげられてなして座れないくらい混んでたよ


チー牛の伝導者:あー、すき家はいつもそうなんで、食器下げられてなくても席に座っちゃうんすよ。そうしたら店員が水もってくるんで、ついでに下げてくれますよ


なんなんそのシステム!?